外国為替相場が円安に傾き、円でみた海外資産の価値を押し上げている。「オルカン」で知られる「eMAXIS ...
米ケイデンス・デザイン・システムズの株価が好調だ。11日の終値(300.9ドル)は2019年末と比べて4.3倍だ。同社は半導体や電子回路の開発に欠かせない設計自動化(EDA)ツールの大手企業。生成AI(人工知能)の普及による業績拡大期待から断続的に投 ...
脱炭素社会の実現のため高知県が独自に設けた「環境不動産」制度で、2025年春にも認定第1号が誕生する。オフィスビルや中高層の集合住宅で木材の使用を促す試みで、不動産取得税免除などの優遇措置は全国初だ。森林率84%という日本一の森林資源をビジネスに生かしつつ、二酸化炭素(CO2)の吸収源を守る循環が動き出す。県の環境不動産制度は23年4月に始まった。木材を利用した商業施設やオフィスビルなどの非住 ...
陸運大手3社の業績に明暗が分かれている。12日に出そろった2024年7~9月期の連結決算では日本通運を傘下に持つNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)が増収増益だった。一方、ヤマト ...
▼一般用医薬品 処方箋なしで薬局やドラッグストアで買える薬を指す。副作用のリスクが高い順に第1類から第3類まである。第1類は薬剤師が飲み方などを説明したうえで販売する義務がある。胃腸薬や解熱鎮痛剤などがある。第2類と第3類は薬剤師だけでなく登録販売者と呼ばれる有資格者でも扱うことができ、説明の義務は無い。一般用医薬品はすでにインターネット販売が全面解禁された。一般用医薬品よりもリスクが高いとさ ...
カヤックを始めたのは1974年。丸正産業の上司、麻植(おえ)正弘さんから「面白いからやってみないか」と誘われた。場所は琵琶湖から流れ出る瀬田川だ。艇を浮かべ、見よう見まねにパドルを漕(こ)ぎ出した。流れは見た目以上に複雑で、転ばないようバランスを取らなければならない。目の高さで水面が流れていく感覚が新鮮だった。初心者の段階で出場した「第3回関西ワイルド・ウォーター競技大会」でまさかの優勝をして ...
日本調剤は薬剤師が患者ごとにまとめる記録の作成業務に生成AI(人工知能)を導入する。患者との会話を録音し、生成AIが自動で要約することで薬剤師の負担を軽減する。まずは50店舗で導入し、検証をした上で対象店舗を広げる。同社は記録作成にかかる時間を平均で7割ほど削減できると見込む。ヘルスケア新興のcorte(コルテ、東京・台東)とソラミチシステム(同・新宿)が共同開発したクラウドサービス「cort ...
2024年4~9月期の日本関連の株式など引き受けランキングでは、金額ベースで野村証券が首位(前年同期も首位)だった。引受総額は7559億円。米ファンドのKKRなどによるKOKUSAI ELECTRIC株の売却など幅広くかかわった。英ロンドン証券取引所を運営するLSEGのデータを使った。2位のSMBC日興証券は案件数で首位だった。3位は三菱UFJモルガン・スタンレー証券(モルガン・スタンレーMU ...
大手ゼネコン4社の2024年4~9月期の連結決算が12日出そろった。同日、清水建設と鹿島はそれぞれ2025年3月期の純利益の見通しが従来予想より上振れすると発表した。同日までに発表した大成建設を含めて3社が今期見通しを上方修正した。上方修正の主要因は各社で異なるが、価格転嫁が進んだ建築工事の採算改善が下支えした。清水建は今期純利益を前期比3.5倍の600億円と見込む。従来予想から200億円上方 ...
地方銀行間で融資や貸し付けを処理する基幹情報システムを統合する動きが再び活発になってきた。日本IBMはシステムの中核となる大型コンピューターを多くの地銀で共用できるサービスを10月に始めた。NTTデータは逆に大型コンピューターを廃止しクラウドへの移行を進める。低コストなシステムを巡り、IT各社の陣取り合戦が熱を帯びている。「(地銀システムの)『共同化の共同化』を推進して経済合理性や安定性を高め ...
政府は太陽光パネルや自動車などのリサイクル拠点を整備する。2026年度以降に国内で計10カ所ほどを稼働させる。政府は廃パネルの再利用を義務とする施策を検討している。回収や保管を行う事業者向けに資金支援を行い、産業育成とレアメタル(希少金属)の確保など ...
7月の前回利上げ決定がサプライズと受け止められた点を踏まえ、対外的な情報発信の改善に触れる様々な声が金融政策決定会合で出ていた――。日銀がそんな事実を開示し、関心を集めている。今冬決定との予想が多い次の利上げについて、日銀が事前に「ヒント」を示す可能性を市場参加者は意識し始めた。市場で注目されたのは、9月の決定会合(利上げを決めた7月の次の会合)で出た声を開示した「主な意見」や議事要旨の記述。